おかもと整形外科クリニックの井出です!
定期的に開催している定例勉強会。今回は、「虐待防止について」についてステーションのみんなと学びました。
介護・看護の現場では他人事に思いがちな「虐待」ですが、実は私たちのすぐそばにある課題だと感じています。
以下は学んだ内容をまとめたものです。
1. 良かれと思っても虐待になることがある。
夜勤で多忙な看護師が利用者をベッドに座らせたまま放置し、後に転倒・搬送され「身体的虐待」と判定された事例が紹介されました。
本人に悪意はなくても、結果的に「虐待」に該当してしまうことがある――この事実は、現場で働く私たちにとって重く受け止めるべきポイントです。
2. 虐待の定義と「身近な例」
高齢者虐待防止法では、以下もすべて虐待とされる可能性があります
- トイレの失敗を他人の前で話す(心理的虐待)
- 四点柵やミトンを本人の同意なく使用(身体的虐待)
- 服薬や金銭管理を家族が勝手に制限(経済的虐待)
- 日中ずっと車いすに座らせておく(世話の放棄)
どれも「現場あるある」な行為ですが、本人の尊厳や意思を無視した支援は“虐待”と判断される可能性があります。
3. 今すぐできること
- 虐待の定義をスタッフ間で共有する
- ケアの場面で「本人の視点」で振り返る
- 判断がつきにくい時は、一人で抱えず相談する
4. おわりに
虐待は「知らずに」「忙しさの中で」起きることもあります。
だからこそ、正しく知り、常にチームで支え合う視点が大切だと感じました。
「虐待防止」安心できる現場づくりのために、自分のケアを振り返るきっかけとして、多くの方に知っていただきたい内容です。
おかもとリハビリ訪問看護ステーションの、看護師・リハ職は、「虐待防止」に十分なトレーニングを積んでいます。かかりつけ医、ケアマネジャー、福祉用具貸与事業者としっかりと連携をとり本人、家族の想いに寄り添ったサービス提供をおこない、地域の皆さんが安心して在宅生活ができるようサポートしますので、ご家庭での生活にご不安のある方やお困りごとがありましたら、ご連絡ください!
おかもと整形外科クリニック Tel:082‐280‐1123
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